About



「siromono」は、種々様々な生活道具、日用品などを取りあつかう調度品店です。明確に定めた取り扱い基準と、販売原則に則ってお客様に届けています。





siroは、無彩色、空白、余白という意味。

モノ自体には色がないようなもの。個々の生活にちょうど良く適してこそ、モノの良さとして色づいていきます。

「siromono」とは、言わば色がつく前の生活の原型。道具としての価値を生む前の空白なモノです。

丁寧に吟味され、選択されたそれぞれのモノは、暮らしの余白を埋めていきます。







「調度」とは、身の回りに置かれ、日常生活において使われる道具、日用品のことです。そのままの意味と、「ちょうど良い」をかけたのが「ちょうど品」。

それぞれの暮らしに寄り添った、「あなたの暮らしのちょうど品」が見つかりますように。






「今日買ったものを、10年後も使い続けるか」という問いに「はい」と答えられる買い物ができる店を目指しています。

後悔のない購買選択をし続けることはとても難しいことです。

物に溢れる現代では、多くの選択肢があり「どれも良く見えて、どれも良いように見えない」ことがあります。

最適な提案を行うためには、種類を揃えて量販を目指すのではなく、絞り込む必要がありました。

提案の第一段階として、私たちはちょうど品の3原則を基本として物の取り扱いを考えています。










ちょうど品の3原則は、多様なライフスタイルに適応し、多くの人にとって好みの分かれにくいものを定めました。

奇抜なものや、彩色のあるもの、個性的なものは、年を追うごとに飽きがくることもあるでしょう。

長く寄り添うことを考えたときに、「用途に合う素材で、シンプルな機能を持ち、自然体な物」というのは普遍的な道具としての価値を有しているように思います。

3原則で選んだ物の中から、類似した機能、用途を分類し、それぞれの嗜好や暮らしに応じて選択いただけるようなラインナップを揃えていきます。






物を作り、売り、買い、捨てるという流れは新陳代謝のようなもの。資源に限界がある以上、不必要な物の供給と消費は多くの問題と隣り合わせにあります。 私たちは、強い購買欲求を煽る売り方をしません。具体的には3つの販売原則を元に、物を提案しています。









私たちが大事にしたい販売スタイルは、一言で言えば客観的な情報の網羅性です。

主観的な情報とは例えば、「美しいと思う」とか「自分の生活にぴったりだった」というような抽象的な情報です。個々の生活に違いがあるという前提の上で、客観的事実を元にした情報を提供します。

そして、それはライフスタイルにも通じます。

憧れの暮らしを切り取って見せると物がよく見えるというのは良くあること。
ただしそれはあなたの暮らしではありません。

ちょうど良いという主語はいつもお客様自身の生活であってほしいと思っています。